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IE11のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

IE11では、X-UA-Compatibleという制御パラメータを利用し、過去のWebブラウザの機能をエミュレートさせることができます。

本記事では、X-UA-Compatibleの利用方法について解説します。

  1. 動作の仕様
  2. 設定方法
    1. HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する
    2. ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する
    3. IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

1. 動作仕様

  • IE=EmulateIE11 : 常にIE11モードとして動作する。
  • IE=EmulateIE10 : 常にIE10モードとして動作する。(※製品不具合)
  • IE=EmulateIE9 : DOCTYPE宣言に応じて、IE9モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE8 : DOCTYPE宣言に応じて、IE8モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE7 : DOCTYPE宣言に応じて、IE7モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=11 : 必ずIE11モードを選択する。
  • IE=10 : 必ずIE10モードを選択する。
  • IE=9 : 必ずIE9モードを選択する。
  • IE=8 : 必ずIE8モードを選択する。
  • IE=7 : 必ずIE7モードを選択する。
  • IE=5 : 必ずIE5モードとして動作する。

>> IE10のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

2. 設定方法

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。

★ HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する

HTMLドキュメント内で記述する場合は、head要素内の比較的最初で以下を定義します。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=11">

★ ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

RHEL/CentOS/FedoraでApache HTTP Serverを利用している場合は、「/etc/httpd/httpd.conf」にて、一番最後に以下の内容を追記して下さい。

LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
<IfModule headers_module>
   Header set X-UA-Compatible: IE=11
</IfModule>

Apacheに「mod_headers.so」がバンドルされていない場合はエラーになります。予め、インストールして下さい。

★ IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

MicrosoftのWindows系OSで「インターネット インフォメーション サービス(IIS)」を利用している場合は、以下の手順になります。

「コンピュータの管理」→「インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャー」
f:id:furoshiki0223:20131112210814p:plain

「HTTP応答ヘッダー」
f:id:furoshiki0223:20131112210923p:plain
表示内で右クリック、「追記」を左クリック
f:id:furoshiki0223:20131112211023p:plain
「名前(N):」へ「X-UA-Compatible」、「値(V):」へ「IE=11」
f:id:furoshiki0223:20131125014426p:plain

IE10のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

IE10では、X-UA-Compatibleという制御パラメータを利用し、過去のWebブラウザの機能をエミュレートさせることができます。

本記事では、X-UA-Compatibleの利用方法について解説します。

  1. 動作の仕様
  2. 設定方法
    1. HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する
    2. ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する
    3. IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

1. 動作仕様

  • IE=EmulateIE10 : DOCTYPE宣言に応じて、IE10モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE9 : DOCTYPE宣言に応じて、IE9モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE8 : DOCTYPE宣言に応じて、IE8モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE7 : DOCTYPE宣言に応じて、IE7モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=10 : 必ずIE10モードを選択する。
  • IE=9 : 必ずIE9モードを選択する。
  • IE=8 : 必ずIE8モードを選択する。
  • IE=7 : 必ずIE7モードを選択する。
  • IE=5 : IE5 quirksモードとして動作する。(※IE10の通常のQuirksモードはIE5とは互換性がないため、特殊なQuirksモードが動作する。)

>> IE10のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

2. 設定方法

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。

★ HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する

HTMLドキュメント内で記述する場合は、head要素内の比較的最初で以下を定義します。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=10">

★ ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

RHEL/CentOS/FedoraでApache HTTP Serverを利用している場合は、「/etc/httpd/httpd.conf」にて、一番最後に以下の内容を追記して下さい。

LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
<IfModule headers_module>
   Header set X-UA-Compatible: IE=10
</IfModule>

Apacheに「mod_headers.so」がバンドルされていない場合はエラーになります。予め、インストールして下さい。

★ IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

MicrosoftのWindows系OSで「インターネット インフォメーション サービス(IIS)」を利用している場合は、以下の手順になります。

「コンピュータの管理」→「インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャー」
f:id:furoshiki0223:20131112210814p:plain

「HTTP応答ヘッダー」
f:id:furoshiki0223:20131112210923p:plain
表示内で右クリック、「追記」を左クリック
f:id:furoshiki0223:20131112211023p:plain
「名前(N):」へ「X-UA-Compatible」、「値(V):」へ「IE=10」
f:id:furoshiki0223:20131124004901p:plain

IE9のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

IE9では、X-UA-Compatibleという制御パラメータを利用し、過去のWebブラウザの機能をエミュレートさせることができます。

本記事では、X-UA-Compatibleの利用方法について解説します。

  1. 動作の仕様
  2. 設定方法
    1. HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する
    2. ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する
    3. IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

1. 動作仕様

  • IE=EmulateIE9 : DOCTYPE宣言に応じて、IE9モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE8 : DOCTYPE宣言に応じて、IE8モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE7 : DOCTYPE宣言に応じて、IE7モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=9 : 必ずIE9モードを選択する。
  • IE=8 : 必ずIE8モードを選択する。
  • IE=7 : 必ずIE7モードを選択する。
  • IE=5 : Quirks(IE5の互換動作)モードとして動作する。

>> IE9のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

2. 設定方法

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。

★ HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する

HTMLドキュメント内で記述する場合は、head要素内の比較的最初で以下を定義します。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=9">

★ ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

RHEL/CentOS/FedoraでApache HTTP Serverを利用している場合は、「/etc/httpd/httpd.conf」にて、一番最後に以下の内容を追記して下さい。

LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
<IfModule headers_module>
   Header set X-UA-Compatible: IE=9
</IfModule>

Apacheに「mod_headers.so」がバンドルされていない場合はエラーになります。予め、インストールして下さい。

★ IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

MicrosoftのWindows系OSで「インターネット インフォメーション サービス(IIS)」を利用している場合は、以下の手順になります。

「コンピュータの管理」→「インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャー」
f:id:furoshiki0223:20131112210814p:plain

「HTTP応答ヘッダー」
f:id:furoshiki0223:20131112210923p:plain
表示内で右クリック、「追記」を左クリック
f:id:furoshiki0223:20131112211023p:plain
「名前(N):」へ「X-UA-Compatible」、「値(V):」へ「IE=9」
f:id:furoshiki0223:20131124040219p:plain

IE8のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

IE8では、X-UA-Compatibleという制御パラメータを利用し、過去のWebブラウザの機能をエミュレートさせることができます。

本記事では、X-UA-Compatibleの利用方法について解説します。

  1. 動作の仕様
  2. 設定方法
    1. HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する
    2. ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する
    3. IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

1. 動作仕様

  • IE=EmulateIE8 : DOCTYPE宣言に応じて、IE8モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE7 : DOCTYPE宣言に応じて、IE7モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=8 : 必ずIE8モードを選択する。
  • IE=7 : 必ずIE7モードを選択する。
  • IE=5 : Quirks(IE5の互換動作)モードとして動作する。

>> IE8のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

2. 設定方法

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。

★ HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する

HTMLドキュメント内で記述する場合は、head要素内の比較的最初で以下を定義します。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=8">

★ ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

RHEL/CentOS/FedoraでApache HTTP Serverを利用している場合は、「/etc/httpd/httpd.conf」にて、一番最後に以下の内容を追記して下さい。

LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
<IfModule headers_module>
   Header set X-UA-Compatible: IE=8
</IfModule>

Apacheに「mod_headers.so」がバンドルされていない場合はエラーになります。予め、インストールして下さい。

★ IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

MicrosoftのWindows系OSで「インターネット インフォメーション サービス(IIS)」を利用している場合は、以下の手順になります。

「コンピュータの管理」→「インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャー」
f:id:furoshiki0223:20131112210814p:plain

「HTTP応答ヘッダー」
f:id:furoshiki0223:20131112210923p:plain
表示内で右クリック、「追記」を左クリック
f:id:furoshiki0223:20131112211023p:plain
「名前(N):」へ「X-UA-Compatible」、「値(V):」へ「IE=8」
f:id:furoshiki0223:20131124033723p:plain

IE11の互換表示リスト(互換表示一覧)の使い方/動作仕様

IE11には、正常な動作が行えない古いWebコンテンツを利用できるようにするために、「互換表示リスト(互換表示一覧)」という機能が提供されています。

本記事では、「互換表示リスト(互換表示一覧)」の動作仕様について説明します。

  1. 互換表示設定から追加
  2. リストに追加すると何が起こるのか?
  3. 互換表示リストの設定内容を無効化させる方法

1. 互換表示設定から追加

Altキーを押下すると、コマンドバーが表示されます。その後、以下の手順に沿って入力して下さい。
f:id:furoshiki0223:20131124063653p:plain
ウィンドウ「互換表示設定」が表示されるので、以下を設定します。
f:id:furoshiki0223:20131124063706p:plain

※ IE8〜10には「互換表示ボタン」という機能があり、これを利用すれば互換表示リストへの登録が簡単に行えましたが、11からは削除されています。

2. リストに追加すると何が起こるのか?

常に、IE7 Standardモード(IE7の機能のエミュレート)として動作します。

3. 互換表示リストの設定内容を無効化させる方法

★ ドメイン単位での無効化(開発者向け)

X-UA-Compatibleへ以下の値を設定すると、互換表示リストへの追加は無視されます。

  • IE=EmulateIE11 : 最新のレンダリングエンジンで動作。
  • IE=EmulateIE10 : IE10モードで動作。(※製品の不具合動作)
  • IE=EmulateIE9 : DOCTYPE宣言に応じて、IE9モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE8 : DOCTYPE宣言に応じて、IE8モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE7 : DOCTYPE宣言に応じて、IE7モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=11 : 最新のレンダリングエンジンで動作
  • IE=10 : IE10の機能をエミュレートするレンダリングエンジンで動作
  • IE=9 : IE9の機能をエミュレートするレンダリングエンジンで動作
  • IE=8 : IE8の機能をエミュレートするレンダリングエンジンで動作
  • IE=5 : IE5の機能をエミュレートするレンダリングエンジン(Quirksモード)で動作

IE11には一部不具合が含まれていますが、Quirksモードへの遷移条件はIE10と同じです。
>> IE10のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。設定の方法は、以下を参照して下さい。

>> IE11のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

★ 全てのリストを無効化(IT管理者向け)

Windowsレジストリを利用して、無効化する方法もあります。

>> 互換表示機能をWindowsレジストリを利用して無効化する方法

IE10の互換表示リスト(互換表示一覧)の使い方/動作仕様

IE10には、正常な動作が行えない古いWebコンテンツを利用できるようにするために、「互換表示リスト(互換表示一覧)」という機能が提供されています。

本記事では、「互換表示リスト(互換表示一覧)」の動作仕様について説明します。

  1. 設定方法1 - 互換表示ボタンからの追加
  2. 設定方法2 - 互換表示設定から追加
  3. リストに追加すると何が起こるのか?
  4. リストへ追加されても、互換表示させない方法

1. 設定方法1 - 互換表示ボタンからの追加

アドレスバーの右にある、割れたアイコンのボタンをクリックして下さい。

f:id:furoshiki0223:20131124035233p:plain

>> (詳細はこちら)IE10の互換表示ボタンの使い方/動作仕様

※互換表示ボタンがアドレスバーの横に表示されない場合、次の手順が必要です。

2. 設定方法2 - 互換表示設定から追加

Altキーを押下すると、コマンドバーが表示されます。その後、以下の手順に沿って入力して下さい。
f:id:furoshiki0223:20131124063653p:plain
ウィンドウ「互換表示設定」が表示されるので、以下を設定します。
f:id:furoshiki0223:20131124063706p:plain

3. リストに追加すると何が起こるのか?

動作モードに応じて、以下のような振る舞いをします。

  • Standardモードの場合 : IE7 Standardモード(IE7の機能のエミュレート)として動作します。
  • Quirksモードの場合 : IE5 quirksモード(IE5の機能のエミュレート)として動作します。(※デフォルトのQuirksモードは、IE5と完全な互換性を持ちません。)

StandardモードとQuirksモードについては、以下のドキュメントを参照して下さい。
>> IE10のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え

4. リストへ追加されても、互換表示させない方法

★ ドメイン単位での無効化(開発者向け)

X-UA-Compatibleへ以下の値を設定すると、互換表示リストへの追加は無視されます。

  • IE=EmulateIE10 : DOCTYPE宣言に応じて、IE10モードかQuirksモード(IE5)を選択する。(※実質的無効化)
  • IE=EmulateIE9 : DOCTYPE宣言に応じて、IE9モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE8 : DOCTYPE宣言に応じて、IE8モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE7 : DOCTYPE宣言に応じて、IE7モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=10 : 最新のレンダリングエンジンで動作
  • IE=9 : IE9の機能をエミュレートするレンダリングエンジンで動作
  • IE=8 : IE8の機能をエミュレートするレンダリングエンジンで動作
  • IE=5 : IE5の機能をエミュレートするレンダリングエンジン(Quirksモード)で動作

>> IE10のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。設定は、以下を参照して下さい。

>> IE10のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

★ 全てのリストを無効化(IT管理者向け)

Windowsレジストリを利用して、無効化する方法もあります。

>> 互換表示機能をWindowsレジストリを利用して無効化する方法

IE9の互換表示リスト(互換表示一覧)の使い方/動作仕様

IE9には、正常な動作が行えない古いWebコンテンツを利用できるようにするために、「互換表示リスト(互換表示一覧)」という機能が提供されています。

本記事では、「互換表示リスト(互換表示一覧)」の動作仕様について説明します。

  1. 設定方法1 - 互換表示ボタンからの追加
  2. 設定方法2 - 互換表示設定から追加
  3. リストに追加すると何が起こるのか?
  4. 互換表示リストの設定内容を無効化させる方法

1. 設定方法1 - 互換表示ボタンからの追加

アドレスバーの右にある、割れたアイコンのボタンをクリックして下さい。

f:id:furoshiki0223:20131124035233p:plain

>> (詳細はこちら)IE9の互換表示ボタンの使い方/動作仕様

※互換表示ボタンがアドレスバーの横に表示されない場合、次の手順が必要です。

2. 設定方法2 - 互換表示設定から追加

Altキーを押下すると、コマンドバーが表示されます。その後、以下の手順に沿って入力して下さい。
f:id:furoshiki0223:20131124063653p:plain
ウィンドウ「互換表示設定」が表示されるので、以下を設定します。
f:id:furoshiki0223:20131124063706p:plain

3. リストに追加すると何が起こるのか?

動作モードに応じて、以下のような振る舞いをします。

  • Standardモードの場合 : IE7 Standardモード(IE7の機能のエミュレート)として動作します。
  • Quirksモードの場合 : Quirksモード(IE5の機能のエミュレート)のままです。変化しません。

StandardモードとQuirksモードについては、以下のドキュメントを参照して下さい。
>> IE9のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え

4. リストへ追加されても、互換表示させない方法

★ ドメイン単位での無効化(開発者向け)

X-UA-Compatibleへ以下の値を設定すると、互換表示リストへの追加は無視されます。

  • IE=EmulateIE9 : DOCTYPE宣言に応じて、IE9モードかQuirksモード(IE5)を選択する。(※実質的無効化)
  • IE=EmulateIE8 : DOCTYPE宣言に応じて、IE8モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE7 : DOCTYPE宣言に応じて、IE7モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=9 : 最新のレンダリングエンジンで動作
  • IE=8 : IE8の機能をエミュレートするレンダリングエンジンで動作
  • IE=5 : IE5の機能をエミュレートするレンダリングエンジン(Quirksモード)で動作

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。設定には、以下のページを参考にして下さい。

IE9のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

★ 全てのリストを無効化(IT管理者向け)

Windowsレジストリを利用して、無効化する方法もあります。

>> 互換表示機能をWindowsレジストリを利用して無効化する方法

IE8の互換表示リスト(互換表示一覧)の使い方/動作仕様

IE8には、正常な動作が行えない古いWebコンテンツを利用できるようにするために、「互換表示リスト(互換表示一覧)」という機能が提供されています。

本記事では、「互換表示リスト(互換表示一覧)」の動作仕様について説明します。

  1. 設定方法1 - 互換表示ボタンからの追加
  2. 設定方法2 - 互換表示設定から追加
  3. リストに追加すると何が起こるのか?
  4. 互換表示リストの設定内容を無効化させる方法

1. 設定方法1 - 互換表示ボタンからの追加

アドレスバーの右にある、割れたアイコンのボタンをクリックして下さい。

f:id:furoshiki0223:20131124031736p:plain

>> (詳細はこちら)IE8の互換表示ボタンの使い方/動作仕様

※互換表示ボタンがアドレスバーの横に表示されない場合、次の手順が必要です。

2. 設定方法2 - 互換表示設定から追加

f:id:furoshiki0223:20131124060017p:plain
※ウィンドウ上方にこのバーが見当たらない場合、「表示(V)」→「ツール バー(T)」→「コマンド バー(C)」にチェックを入れて下さい。

f:id:furoshiki0223:20131124060032p:plain

3. リストに追加すると何が起こるのか?

Quirksモード(IE5の機能のエミュレート)として動作します。(※2013.12.17:誤りでした)
IE7モードとして動作します。

4. 互換表示リストの設定内容を無効化させる方法

★ ドメイン単位での無効化(開発者向け)

互換表示リストは、X-UA-Compatibleと競合した場合、X-UA-Compatibleの内容を優先するという特性を持ちます。この制御パラメータを利用することで、設定内容を無効化させることができます。

  • IE=EmulateIE8 : DOCTYPE宣言に応じて、IE8モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=EmulateIE7 : DOCTYPE宣言に応じて、IE7モードかQuirksモード(IE5)を選択する。
  • IE=8 : 必ずIE8モードを選択する。
  • IE=7 : 必ずIE7モードを選択する。

>> IE8のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。詳しくは、以下のドキュメントを参考にして下さい。

>> IE8のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

★ 全てのリストを無効化(IT管理者向け)

Windowsレジストリを利用して、無効化する方法もあります。

>> 互換表示機能をWindowsレジストリを利用して無効化する方法

IE10の互換表示ボタンの使い方/動作仕様

IE10には、正常な動作が行えない古いWebコンテンツを利用できるようにするために、「互換表示ボタン」という機能が提供されています。

本記事では、IE10の動作仕様について説明します。

  1. 互換表示のオン・オフについて
  2. 有効だと何が変わるのか?
  3. いつ表示されるのか?
  4. 互換表示ボタンの無効化

1. 互換表示のオン・オフについて

アドレスバーの右の割れているアイコンのボタンをクリックすることで、互換表示は有効になります。

f:id:furoshiki0223:20131124035233p:plain

2. 有効だと何が変わるのか?

動作モードに応じて、以下のような振る舞いをします。

  • Standardモードの場合 : IE7 Standardモード(IE7の機能のエミュレート)として動作します。
  • Quirksモードの場合 : IE5 quirksモード(IE5の機能のエミュレート)として動作します。(※デフォルトのQuirksモードは、IE5と完全な互換性を持ちません。)

StandardモードとQuirksモードについては、以下のドキュメントを参照して下さい。
>> IE10のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え

3. いつ表示されるのか?

互換表示ボタンは、X-UA-Compatibeの指定がないか、以下の条件に該当しないパラメータが指定された場合のみ表示されます。

  • IE=EmulateIE7〜10 (例:IE=EmulateIE10)
  • IE=数字 (例:IE=10 / IE=100000)

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。

★ HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する

HTMLドキュメント内で記述する場合は、head要素内の比較的最初で以下を定義します。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=10">

★ ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

RHEL/CentOS/FedoraでApache HTTP Serverを利用している場合は、「/etc/httpd/httpd.conf」にて、一番最後に以下の内容を追記して下さい。

LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
<IfModule headers_module>
   Header set X-UA-Compatible: IE=10
</IfModule>

Apacheに「mod_headers.so」がバンドルされていない場合はエラーになります。予め、インストールして下さい。

★ IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

MicrosoftのWindows系OSで「インターネット インフォメーション サービス(IIS)」を利用している場合は、以下の手順になります。

「コンピュータの管理」→「インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャー」
f:id:furoshiki0223:20131112210814p:plain

「HTTP応答ヘッダー」
f:id:furoshiki0223:20131112210923p:plain
表示内で右クリック、「追記」を左クリック
f:id:furoshiki0223:20131112211023p:plain
「名前(N):」へ「X-UA-Compatible」、「値(V):」へ「IE=10」
f:id:furoshiki0223:20131124042509p:plain

4. 互換表示ボタンの無効化

★ 互換表示ボタンのみを無効化

Windowsのレジストリを編集すると、互換表示ボタンを無効化することもできます。
(※WindowsXP/7も共通です。)

[Winキー]+[R]で「名前を指定して実行」ウィンドウを開き、「regedit」と入力して下さい。
f:id:furoshiki0223:20131125030127p:plain

「HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft」へ移動します。

「Microsoft」を選択し、「編集(E)」→「新規(N)」→「キー(K)」と選択、「Internet Explorer」で新しいキーを作成します。
f:id:furoshiki0223:20131125010838p:plain

「Internet Explorer」を選択し、「編集(E)」→「新規(N)」→「キー(K)」と選択、「CommandBar」で新しいキーを作成します。
f:id:furoshiki0223:20131125010847p:plain

右のウィンドウをクリック、「新規(N)」→「DWORD(32ビット)値(D)」を選択、「ShowCompatibilityViewButton」で作成すれば完了です。IEを再起動すれば、消えます。
f:id:furoshiki0223:20131125010858p:plain
f:id:furoshiki0223:20131125010904p:plain

IE9の互換表示ボタンの使い方/動作仕様

IE9には、正常な動作が行えない古いWebコンテンツを利用できるようにするために、「互換表示ボタン」という機能が提供されています。

本記事では、IE9の動作仕様について説明します。

  1. 互換表示のオン・オフについて
  2. 有効だと何が変わるのか?
  3. いつ表示されるのか?
  4. 互換表示ボタンの無効化

1. 互換表示のオン・オフについて

アドレスバーの右の割れているアイコンのボタンをクリックすることで、互換表示は有効になります。

f:id:furoshiki0223:20131124035233p:plain

2. 有効だと何が変わるのか?

動作モードに応じて、以下のような振る舞いをします。

  • Standardモードの場合 : IE7 Standardモード(IE7の機能のエミュレート)として動作します。
  • Quirksモードの場合 : Quirksモード(IE5の機能のエミュレート)のままです。変化しません。

StandardモードとQuirksモードについては、以下のドキュメントを参照して下さい。
>> IE9のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え

3. いつ表示されるのか?

互換表示ボタンは、X-UA-Compatibeの指定がないか、以下の条件に該当しないパラメータが指定された場合のみ表示されます。

  • IE=EmulateIE7〜9 (例:IE=EmulateIE9)
  • IE=数字 (例:IE=9 / IE=100000)

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。設定は、以下のドキュメントを参照して下さい。

>> IE9のX-UA-Compatibleの使い方/動作仕様

4. 互換表示ボタンの無効化

★ 互換表示ボタンのみを無効化

Windowsのレジストリを編集すると、互換表示ボタンを無効化することもできます。
(※WindowsXP/7も共通です。)

[Winキー]+[R]で「名前を指定して実行」ウィンドウを開き、「regedit」と入力して下さい。
f:id:furoshiki0223:20131125030127p:plain

「HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft」へ移動します。

「Microsoft」を選択し、「編集(E)」→「新規(N)」→「キー(K)」と選択、「Internet Explorer」で新しいキーを作成します。
f:id:furoshiki0223:20131125010838p:plain

「Internet Explorer」を選択し、「編集(E)」→「新規(N)」→「キー(K)」と選択、「CommandBar」で新しいキーを作成します。
f:id:furoshiki0223:20131125010847p:plain

右のウィンドウをクリック、「新規(N)」→「DWORD(32ビット)値(D)」を選択、「ShowCompatibilityViewButton」で作成すれば完了です。IEを再起動すれば、消えます。
f:id:furoshiki0223:20131125010858p:plain
f:id:furoshiki0223:20131125010904p:plain

IE8の互換表示ボタンの使い方/動作仕様

IE8には、正常な動作が行えない古いWebコンテンツを利用できるようにするために、「互換表示ボタン」という機能が提供されています。

本記事では、IE8の動作仕様について説明します。

  1. 互換表示のオン・オフについて
  2. 有効だと何が変わるのか?
  3. いつ表示されるのか?
  4. 互換表示ボタンの無効化

1. 互換表示のオン・オフについて

アドレスバーの右の割れているアイコンのボタンをクリックすることで、互換表示は有効になります。

f:id:furoshiki0223:20131124031736p:plain

2. 有効だと何が変わるのか?

常にIE7モードとして動作します。

3. いつ表示されるのか?

互換表示ボタンは、X-UA-Compatibeの指定がないか、以下の条件に該当しないパラメータが指定された場合のみ表示されます。

  • IE=EmulateIE7〜8 (例:IE=EmulateIE8)
  • IE=5以上の数字 (例:IE=8 / IE=10)

X-UA-Compatibleの設定は、HTMLドキュメント上で設定するか、HTTP レスポンスヘッダで設定するかのどちらかを選択できます。

★ HTMLドキュメント内にX-UA-Compatibleを追加する

HTMLドキュメント内で記述する場合は、head要素内の比較的最初で以下を定義します。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=8">

★ ApacheでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

RHEL/CentOS/FedoraでApache HTTP Serverを利用している場合は、「/etc/httpd/httpd.conf」にて、一番最後に以下の内容を追記して下さい。

LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
<IfModule headers_module>
   Header set X-UA-Compatible: IE=8
</IfModule>

Apacheに「mod_headers.so」がバンドルされていない場合はエラーになります。予め、インストールして下さい。

★ IISでHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleを追加する

MicrosoftのWindows系OSで「インターネット インフォメーション サービス(IIS)」を利用している場合は、以下の手順になります。

「コンピュータの管理」→「インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャー」
f:id:furoshiki0223:20131112210814p:plain

「HTTP応答ヘッダー」
f:id:furoshiki0223:20131112210923p:plain
表示内で右クリック、「追記」を左クリック
f:id:furoshiki0223:20131112211023p:plain
「名前(N):」へ「X-UA-Compatible」、「値(V):」へ「IE=8」
f:id:furoshiki0223:20131124033723p:plain

4. 互換表示ボタンの無効化

★ 互換表示ボタンのみを無効化

Windowsのレジストリを編集すると、互換表示ボタンを無効化することもできます。
(※WindowsXP/7も共通です。)

[Winキー]+[R]で「名前を指定して実行」ウィンドウを開き、「regedit」と入力して下さい。
f:id:furoshiki0223:20131125030127p:plain

「HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft」へ移動します。

「Microsoft」を選択し、「編集(E)」→「新規(N)」→「キー(K)」と選択、「Internet Explorer」で新しいキーを作成します。
f:id:furoshiki0223:20131125010838p:plain

「Internet Explorer」を選択し、「編集(E)」→「新規(N)」→「キー(K)」と選択、「CommandBar」で新しいキーを作成します。
f:id:furoshiki0223:20131125010847p:plain

右のウィンドウをクリック、「新規(N)」→「DWORD(32ビット)値(D)」を選択、「ShowCompatibilityViewButton」で作成すれば完了です。IEを再起動すれば、消えます。
f:id:furoshiki0223:20131125010858p:plain
f:id:furoshiki0223:20131125010904p:plain

IE10のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

IE10には、古いIEの動作とHTML5との相互運用を可能としたレンダリングエンジンとして動作するQuirksモードと、最新のレンダリングエンジンとして動作するStandardモードがあります。HTMLドキュメントの一番上でのDOCTYPE宣言を行うことにより切り替えを行います。

IE10の場合、「X-UA-Compatibe」へ「IE=EmulateIE」というパラメータを与えることにより、過去のIEの動作を再現させることができます。EmulateIEは、5/7/8/9の3種類を持っています。5を指定すると常に「Quirksモード」として動作しますが、7/8/9の場合、DOCTYPE宣言の内容によって「Quirksモード」か「IE7/8/9 Standardモード」のどちらかへ遷移します。

▼ HTMLドキュメント内で宣言する場合

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=EmulateIE9" />

▼ HTTP Response Headerで指定する場合

X-UA-Compatible:IE=EmulateIE9

EmulateIEを指定した場合もそうでない場合も、Quirksモードへの判定条件は変化しません。このため、本記事ではEmulateIEを指定している状態で、IE7/8/9 Standardモードになる場合も「Standardモード」として扱います。

DOCTYPEスイッチ一覧

Quirksモードを「Q」、Standardモードを「S」と表記します。

HTML1系

Q 無し

HTML2系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 2.0//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML i18n//EN">

HTML3系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 3.0//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">

HTML4系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">

XHTML1系

S <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
S <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-frameset.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-frameset.dtd">

HTML5系

S <!DOCTYPE html>

IE5 quirksモードについて

IE6〜10までのQuirksモードはIE5の動作を再現するためにありましたが、IE10からは方針を変更し、HTML5標準との相互運用を行うための仕様変更が行われました。このため、公式的にIE5とは互換性がなくなっています。

代替の手段として、IE10にはIE5の動作を再現させる「IE5 quirksモード」という別のドキュメントモードを用意しています。これを利用すれば、以前のQuirksモードと同じ動作を再現させることが可能です。

対策には、以下のリンクを参照して下さい。

>> IE6〜9とIE10とでQuirksモードの動作が違う、どうすれば解決できるか?

IE9のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

IE9には、IE5の動作を再現させるQuirksモードと、最新のレンダリングエンジンとして動作するStandardモードがあります。HTMLドキュメントの一番上でのDOCTYPE宣言を行うことにより切り替えを行います。

IE9の場合、「X-UA-Compatibe」へ「IE=EmulateIE」というパラメータを与えることにより、過去のIEの動作を再現させることができます。EmulateIEは、5/7/8の3種類を持っています。5を指定すると常に「Quirksモード」として動作しますが、7/8の場合、DOCTYPE宣言の内容によって「Quirksモード」か「IE7/8 Standardモード」のどちらかへ遷移します。

▼ HTMLドキュメント内で宣言する場合

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=EmulateIE8" />

▼ HTTP Response Headerで指定する場合

X-UA-Compatible:IE=EmulateIE8

EmulateIEを指定した場合もそうでない場合も、Quirksモードへの判定条件は変化しません。このため、本記事ではEmulateIEを指定している状態で、IE7/8 Standardモードになる場合も「Standardモード」として扱います。

DOCTYPEスイッチ一覧

Quirksモードを「Q」、Standardモードを「S」と表記します。

HTML1系

Q 無し

HTML2系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 2.0//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML i18n//EN">

HTML3系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 3.0//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">

HTML4系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">

XHTML1系

S <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
S <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-frameset.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-frameset.dtd">

IE8のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

IE8には、IE5の動作を再現させるQuirksモードと、最新のレンダリングエンジンとして動作するStandardモードがあります。HTMLドキュメントの一番上でのDOCTYPE宣言を行うことにより切り替えを行います。

IE8の場合、「X-UA-Compatibe」へ「IE=EmulateIE」というパラメータを与えることにより、過去のIEの動作を再現させることができます。EmulateIEは、5と7の2種類を持っています。5を指定すると常に「Quirksモード」として動作しますが、7の場合、DOCTYPE宣言の内容によって「Quirksモード」か「IE7 Standardモード」のどちらかへ遷移します。

▼ HTMLドキュメント内で宣言する場合

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=EmulateIE7" />

▼ HTTP Response Headerで指定する場合

X-UA-Compatible:IE=EmulateIE7

EmulateIEを指定した場合もそうでない場合も、Quirksモードへの判定条件は変化しません。このため、本記事ではEmulateIEを指定している状態で、IE7 Standardモードになる場合も「Standardモード」として扱います。

DOCTYPEスイッチ一覧

Quirksモードを「Q」、Standardモードを「S」と表記します。

HTML1系

Q 無し

HTML2系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 2.0//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML i18n//EN">

HTML3系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 3.0//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">

HTML4系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">

XHTML1系

S <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
S <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-frameset.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-frameset.dtd">

IE7のDOCTYPEスイッチによるStandard/Quirksモードの切り替え一覧表

IE7には、IE5の動作を再現させるQuirksモードと、最新のレンダリングエンジンとして動作するStandardモードがあります。HTMLドキュメントの一番上でのDOCTYPE宣言を行うことにより切り替えを行います。

IE7からは、IE6まで問題になっていたXHTML1.0のDOCTYPE宣言の誤認識が解決されました。このため、XHTMLのDOCTYPE宣言を行っていたIE6のドキュメントは、IE7への以降時に動作に異常が生じることがあります。注意して下さい。

DOCTYPEスイッチ動作一覧表

Quirksモードを「Q」、Standardモードを「S」と表記します。

HTML1系

Q 無し

HTML2系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 2.0//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML i18n//EN">

HTML3系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML 3.0//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2//EN">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">

HTML4系

Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
Q <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">

XHTML1系

S <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
S <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
S <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-frameset.dtd">
S <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-frameset.dtd">
このブログの筆者について

川田 寛

コンテンツサービスの開発や運営代行を専門とする集団「株式会社ブートストラップ」の社長です。ネットではふろしきと呼ばれています。

2009年にNTTグループへ新卒入社し、ITエンジニアとしてクラウド技術・Web技術の研究開発と技術コンサルティングに従事。2015年よりピクシブに入社し、エンジニアリングマネージャー・事業責任者・執行役員CCOなど、様々な立場からコンテンツサービスの事業づくりに関わりました。2021年にメディアドゥへVPoEとしてジョインし出版関係の事業に関わったのち、2023年に独立しています。

関わってきたインターネット事業としては、ECサービスのBOOTH、UGCプラットフォームのpixiv(主に海外展開)、制作ツールのpixiv Sketch、VR・VTuber関連ではVRoid、Wikiサービスのピクシブ百科事典など、10を超える多様なCtoCコンテンツサービス。また、NTTドコモのすご得コンテンツ、メディアドゥのWeb3サービスであるFanTopなど、いくつかのBtoCコンテンツサービスにも関わってきました。

幸運なことに、私はコンテンツに関係する幅広いインターネットサービスのテクノロジー&ビジネスの知識を得ることができました。これを日本のコンテンツ発展に役立てたいと思い、株式会社ブートストラップを創業しました。

このブログでは現在、出版社やIPホルダー、ライセンサーといったコンテンツに関わる人々に向けて、インターネット事業に関するTipsや業界内のトレンドなどの情報を発信しています。私と話をしてみたいという方は、以下のフォームより気軽にご連絡ください。

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