ふろしき Blog

コンテンツサービスを科学する株式会社ブートストラップ代表のブログ

不景気っぽいので急いで起業することにしました #退職エントリ

1年半ほど務めたメディアドゥを卒業することになりました。NTTグループで6年半、ピクシブで6年半と、比較的長期間に渡って会社に所属していたため、今回ももう少し長く在籍しようと考えていましたが、様々なタイミングが重なり、短期間で退職することに決め…

エンジニア採用とマーケティング - カンファレンスやオウンドメディアを科学的に改善する

インターネット事業を扱うIT業界では、皆がエンジニアの採用に頭を抱えているようですね。その気持、僕もわかります…!新卒採用では鉄板だった逆求人イベントも競争が激化していたり、中途採用も分野によっては壊滅的に人が見つからなかったり。どこの担当者…

ピクシブを退職します - 創業期から成長期への転換を越えて理解した10の教訓

2021年11月末にピクシブを退職します。先日、なかなか読み応えがある退職エントリーが上がっていました。ものすごい熱量が感じられたし、それに自身のネガティブな過去なんかも隠すことなく堂々と語っていて、自信に満ち溢れたいい記事だと思いました。note.…

「ふろしき.js」→「ふろしきBlog」へ名前を変更します

2013年、本ブログは「フロントエンド一式ブログ」という名前でした。その背景には、当時少しずつ知名度を上げつつあった「フロントエンド」という言葉を採用することで、まだまだマイナーと認識されていたWebの技術(HTML5)を流行らせたい…!という意図があ…

3年後の企業主催Tech Confはどんな姿なのか? - #pixivTECHSALON の狙い

ピクシブ主催のTech Confである「pixiv TECH SALON」が開催されました。当日は、Twitterのトレンド(日本)で1位を獲得するなど、多くの反響をいただきました。ありがとうございます!https://techsalon.pixiv.co.jp/techsalon.pixiv.co.jp同イベントではさま…

NTTからピクシブ株式会社に転職しました - 大企業からベンチャーへ移ったエンジニアの話

ピクシブ株式会社に入社しました!…といっても、入社したのは2015年8月1日と約1年前です。「転職エントリーは、転職した直後に書くよりも1年後の方がいいのでは?転職の興奮が覚め、会社のこともある程度わかってから書いたほうが、身になる話ができるんじゃ…

負け組なモバイルWebは、これから本当に復活するのか?Googleが考える次のアーキテクチャ

Google I/O 2015でのセッション「The Next Generation Mobile Web(次世代のモバイルWeb)」がそこそこに激アツな気がしたのですが、予想に反し、あまり注目を集めていません。わかります。大衆向けなメディアだと、AndroidやVR/AR、Google Photosのようなわか…

あなたは今も犯している!?モバイルUXの7つの失敗

ここ最近、モバイルWebコミュニティにて、Apptimize社のトップであるLynn Wang氏がポストした「7 Mobile UX Mistakes You’re Probably Making Right Now」が話題になっています。www.sitepoint.comその内容とは、彼女自身が、A/Bテストを使い様々なモバイル…

Webのパフォーマンスモデル「RAIL」とは何か?

ここ数年のうちに、人々が利用するメインコンピューターは、デスクトップからモバイルへと移りました。少ないハードウェアリソース、不安定なネットワーク、逼迫するバッテリー消費、シンプルなユーザインタフェース、開発者はこうした制約の中で、Webサイト…

Webページ遷移時間のパフォーマンス「First Paint」を計測する方法

Webサイトのユーザ体験を向上させる上で、Webページの遷移(ナビゲーション)のパフォーマンスを向上させることは重要です。しかし、ナビゲーションを速くなんて言われても、具体的にどこからどこまでが速ければ良いのかと、悩んだことはないでしょうか。ユー…

誰がデブサミに行くべきか?中の人が2年目を終えて

突然「デブサミのステアリングコミッティにならないか?」なんて言われ、2013年の年末、私は四谷三丁目へと向かいました。つい最近のことみたいに思えます。ステアリングコミッティとは何か?一言で言うなら、翔泳社主催のカンファレンス「Developers Summit…

これからのWebパフォーマンス改善の考え方

Webの技術は、様々な用途で使われるようになり、ユースケースの多様化が進んでいます。それに追従する形で、技術サイドでも進化することが求められているのですが、残念なことに、インフラ側は入れ替えが急には進まないという問題を抱えています。せっかくの…

布団バサミは世界を変えるのか?WebRTCを使って安価なVR装置を作ったという話

マイクロソフトのHoloLensなんかをみていると、これからはやはりVRとかARみたいな技術がどんどん社会を良く変えていくのだろうと、ワクワクさせられますよね。…とはいえ、こういった技術はネイティブが主流という感じがします。リアルタイム性の高さ、ハード…

さらばPointer Events!まだまだ落ち着かない、入力デバイスのWeb標準事情

人々にとってのコンピュータとはデスクトップのみを指す言葉ではなくなり、モバイルやペンといった様々なデバイスが人々の暮らしに関わるようになりました。こうした事情を鑑みて、Microsoftは「Pointer Events」というWeb標準の策定に力を入れていました。…

ただのエンジニアがメディアや技術雑誌に寄稿するようになって思ったこと - 2014年振り返り

2014年は、雑誌が6件にオンラインメディアが20件以上、セミナーや勉強会、カンファレンスでの登壇が30件弱と、思いのほか多くの機会に恵まれました。また、2件ほどのコミュニティの設立に協力したり、少しばかり大きめのイベントも5件ほど企画と運営に関わっ…

このブログの筆者について

川田 寛

コンテンツサービスの開発や運営代行を専門とする集団「株式会社ブートストラップ」の社長です。ネットではふろしきと呼ばれています。

2009年にNTTグループへ新卒入社し、ITエンジニアとしてクラウド技術・Web技術の研究開発と技術コンサルティングに従事。2015年よりピクシブに入社し、エンジニアリングマネージャー・事業責任者・執行役員CCOなど、様々な立場からコンテンツサービスの事業づくりに関わりました。2021年にメディアドゥへVPoEとしてジョインし出版関係の事業に関わったのち、2023年に独立しています。

関わってきたインターネット事業としては、ECサービスのBOOTH、UGCプラットフォームのpixiv(主に海外展開)、制作ツールのpixiv Sketch、VR・VTuber関連ではVRoid、Wikiサービスのピクシブ百科事典など、10を超える多様なCtoCコンテンツサービス。また、NTTドコモのすご得コンテンツ、メディアドゥのWeb3サービスであるFanTopなど、いくつかのBtoCコンテンツサービスにも関わってきました。

幸運なことに、私はコンテンツに関係する幅広いインターネットサービスのテクノロジー&ビジネスの知識を得ることができました。これを日本のコンテンツ発展に役立てたいと思い、株式会社ブートストラップを創業しました。

このブログでは現在、出版社やIPホルダー、ライセンサーといったコンテンツに関わる人々に向けて、インターネット事業に関するTipsや業界内のトレンドなどの情報を発信しています。私と話をしてみたいという方は、以下のフォームより気軽にご連絡ください。

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