ふろしき Blog

コンテンツサービスを科学する株式会社ブートストラップ代表のブログ

「ふろしき.js」→「ふろしきBlog」へ名前を変更します

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2013年、本ブログは「フロントエンド一式ブログ」という名前でした。

その背景には、当時少しずつ知名度を上げつつあった「フロントエンド」という言葉を採用することで、まだまだマイナーと認識されていたWebの技術(HTML5)を流行らせたい…!という意図があったのです。しかし今日では、フロントエンドという言葉がWebの現場で当たり前のように使われています。何の珍しさも感じられません。

ググラビリティが最悪ということで、2014年ごろには「ふろしき.js」へと改名いたしました。フロントエンド一式を略して「ふろしき」としたのですが、誰もその意図を読み取れないという改悪っぷりです。

jsというキーワードから、かろうじてWeb技術らしさが読み取れたのですが。ふろしきという意味不明なキーワードの方が悪目立ちし、次第にエンジニア界隈からは「ふろしきさん」と呼ばれるようにもなりました。

ニックネーム文化であるピクシブ株式会社では、6年4ヶ月に渡りボスからも部下からも、ふろしきさんと呼ばれ続けました。彼らから物凄い血相で怒られたとしても、「おい、ふろしき!」とか間抜けな名前が轟くものですから、ちょっとばかり場が和んだものです。この時だけは「ふろしき.jsにして良かったぜ…!」って思いました。

.jsって言葉すらもう死語だよね…

TypeScriptやらBabelのトレンド熱も冷めた頃から、わざわざjsという言い方を強調するのもどうなの?っという雰囲気がやんわりでていて、それで「ふろしき.js」って名前に危機意識を持っていました。名前変えたい!と思い続けていました。

それに最近の私は、事業開発や組織マネジメントなど、扱う専門分野も広がりつつあり、活動の場もフロントエンド分野には限定されなくなりました。多くの方が、私のことを「事業開発者」と認識し、エンジニアとしての川田の存在感も薄れつつあるように思えます。

再び、ブログ名を変えるタイミングがやってきたのです。

本日より、「ふろしき.js」は「ふろしき Blog」へと改称します。今後もWebの技術についてはちょくちょく言及するとは思いますが、インターネットビジネス全般を興味が赴くままに取り扱っていければと考えております。

カテゴリについては、今後以下の4つに分類してまとめていきます。

  • ビジネス: インターネット事業作りの基礎知識や経験談についてまとめていきます
  • テクノロジー: Web標準を中心として、エンターテイメント業界・インターネット事業に関わる技術についてまとめていきます
  • 組織マネジメント: エンジニア組織のマネジメント論・手法についてまとめています
  • 私事: このブログの筆者である、川田 寛の活動記録をまとめています

この分け方は、私が2017年に「pixiv inside」というピクシブのオウンドメディアをリニューアルした際に、発見した分類法から参考にしています。今度こそ、末永く機能するでしょう。(※ 2021年現在は、「つくる」「はたらく」「ささえる」という分類に進化していますね!)

まだ1つしか記事がないカテゴリもありますが、今後気が向いたら勉強がてら埋めていこうかと思います。

デザインについても、2010年代初期のbox-shadow全盛だった頃のまま放置されており、だんだんインターネット古典へと化しつつあったので、とりあえず影っぽい要素は片っ端から消してみました。

技術的な所として、レイアウトのflex-boxへの置き換えはできずじまいです。次回リニューアルするであろう7-8年後には、clearfixを撲滅できればと思います。floatやclearプロパティも、疑似要素も、そう簡単にはdeprecateされないでしょう。きっと大丈夫。

それでは今後も、よろしくおねがいします。

このブログの筆者について

川田 寛

コンテンツサービスの開発や運営代行を専門とする集団「株式会社ブートストラップ」の社長です。ネットではふろしきと呼ばれています。

2009年にNTTグループへ新卒入社し、ITエンジニアとしてクラウド技術・Web技術の研究開発と技術コンサルティングに従事。2015年よりピクシブに入社し、エンジニアリングマネージャー・事業責任者・執行役員CCOなど、様々な立場からコンテンツサービスの事業づくりに関わりました。2021年にメディアドゥへVPoEとしてジョインし出版関係の事業に関わったのち、2023年に独立しています。

関わってきたインターネット事業としては、ECサービスのBOOTH、UGCプラットフォームのpixiv(主に海外展開)、制作ツールのpixiv Sketch、VR・VTuber関連ではVRoid、Wikiサービスのピクシブ百科事典など、10を超える多様なCtoCコンテンツサービス。また、NTTドコモのすご得コンテンツ、メディアドゥのWeb3サービスであるFanTopなど、いくつかのBtoCコンテンツサービスにも関わってきました。

幸運なことに、私はコンテンツに関係する幅広いインターネットサービスのテクノロジー&ビジネスの知識を得ることができました。これを日本のコンテンツ発展に役立てたいと思い、株式会社ブートストラップを創業しました。

このブログでは現在、出版社やIPホルダー、ライセンサーといったコンテンツに関わる人々に向けて、インターネット事業に関するTipsや業界内のトレンドなどの情報を発信しています。私と話をしてみたいという方は、以下のフォームより気軽にご連絡ください。

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