IE8から10では、「互換表示ボタン」という機能がありました。古いWebコンテンツは、IEの利用者が互換表示をオンにすることでIE7/IE5の動作をシミュレートさせ、Webページを表示できるようにしていました。
しかし、IE11では互換表示で利用するドキュメントモード機能が非推奨というステータスに変わったため、互換表示ボタンも表示されなくなりました。
(※参考 : ドキュメント モードの非推奨 - Microsoft)
この仕様変更によりWebページが正常に表示出来ない場合、Microsoftの公式の見解としては、コンテンツの制作/開発者が改善を行わなくてはいけないことになっています。IE12以降はこの機能が廃止される可能性もありますが、それまでの間IE11でなんとか動作させたいというケースがあるでしょう。
その場合、以下の方法を参考に解決策を探ってみて下さい。
ユーザ側での対応策
以下の手順に従い、設定を試してみて下さい。
IEのウィンドウ右上にある「歯車アイコン」をクリックし、「互換表示設定(B)」をクリック。
閉じるをクリックすると、IEは再びロードを開始し、古いレンダリングエンジンによる動作を開始します。IE11では、「互換表示設定」にて指定されたドメイン名(URL)のWebサイトは、「IE7」の動作を再現させます。
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