ふろしき Blog

コンテンツサービスを科学する株式会社ブートストラップ代表のブログ

企業にモバイルを適用する方法「MEAP」の全貌を掴む(1) - そもそもMEAPとは?

企業でのモバイル活用は関心の高いテーマです。昨年は、BYODという言葉が持て囃され、こちらもそれなりには関心が持たれました。しかし、実態を見てみるとどうでしょう。InformationWeekが1月17日に公開した「5 Big Business Intelligence Trends For 2014」…

日本のシステムの泥臭さにどこまで付き合ってくれるのか?グレープシティのWijmoを3分で把握する

日本のシステムは、ガラパゴスと言って過言ではないほど強い癖を持っているのは、もはや暗黙知というレベルでしょう。この他国を寄せ付けない固有の文化は、日本のSIがコストメリットの大きい国外のパッケージベンダから身を守れた理由とも言われています。…

HTML5は脱バズワードできるのか?エンタープライズ特化のHTML5カンファレンスを開催する

2013年、HTML5というキーワードは大声で散々語られ、メディア側もそれを極力注目されるように報道してきました。そのことが、多くのエンジニアへありがちなバズワードという認識を刷り込み、不安な印象を植えつけたことも少なく無かったようです。ただこれは…

元W3Cの中の人と、エンタープライズのビジネスチャンスについて語った話

変化を好まないSIですが、HTML5が開発方法に変化することを求めている。昨年、私はメディアやカンファレンスなど様々な場所で、その意義について発信してきましたが、「HTML5を使えば"今まで以上"のことができるのだろう」「それなら、あまり関係ない話なの…

Chrome for Business - 企業向けブラウザとしてのChromeの機能、まとめ

Google Chromeは、どちらかと言えばコンシューマー向けブラウザという印象が強いでしょう。実際にそれを裏付けるデータがあります。「StatCounter GlobalStats」の世界ブラウザシェアの内容を結果を確認すると、以下の結果が得られます。 ※ 青がInternet Exp…

Compat Inspector - ソースコードからIE独自機能を機械的に検出しWeb標準へ置き換えさせる方法

古いWebコンテンツではIE独自の機能を利用しないことには、リッチな機能を盛り込むことが実質的に不可能という状況でした。しかし、IE9以上からはWeb標準への準拠が高く、Microsoft側でも、IE独自機能に依存しないWeb標準へ準拠したコンテンツ作りを推奨して…

ブログでメシが食えるか? ふろしき.jsの2013年

「ブログでメシが食えるか?」なんてタイトルにしていますが、これは同じWeb技術情報を扱う個人ブログ「publickey」さんへのリスペクトです。ブログを始めて約半年、本格的に書き始めて3ヶ月、アクセス数は現在10万PV/月程度です。3ヶ月前の段階では完全に趣…

Windows XPアップグレード時のレガシーWebシステム維持方法まとめ

12年強もの長い期間に渡り利用されたWindows XPも、2014年4月9日をもって延長サポートを終了しEOLです。しかし世間では依然として、騒ぎが落ち着かないようですね。アップグレード問題は、本ブログでもかなり取り扱ってきたネタですが、もう十分に情報が揃っ…

Webアプリのパフォーマンス改善をWeb標準で行う方法、まとめ

「HTML5 Advent Calendar 2013」の24日目の記事です。Webアプリのパフォーマンス改善と言えば、JavaScriptやDOMアクセスなど、既存の技術ベースな改善手法を想像する方も多いでしょう。最近では、こうした改善のあり方を、別の視点からもう少し広げようとい…

無料でIEのマルチバージョンテスト「Modern.IE」開発での利用時の注意点

Microsoftは、6以降の全てのIEの動作をテストできる手段として、「Modern.IE」というサービスを提供しています。タイトルでは無料と言っていますが、実際には一部のサービスのみが無料となっています。本来なら有償のサービスを売り込みたいところなのでしょ…

Firefox向けWebシステム開発でできること・できないこと

Windows 7時代のWebシステム開発は混沌としています。IE8を標準ブラウザとしてサポートしてしまったユーザ企業は、IEがシステムのライフサイクルをカバーできるだけのサポート期間を確保できなくなるため、+αの対策無くして開発を行うことができません。 (※…

Windows 7世代からWebシステム開発指針を変えなくてはいけない理由

Windows 7時代のWebシステム開発は、IEの大幅な設計指針の変更に伴い、開発指針を従来の「バージョン依存型」から「機能/動作検出型」へ変更する必要が生じています。本記事では、その必要性について、IEの過去の歴史やロードマップ、また従来の開発方式を維…

IEのバージョンごとの機能の違い、選定の目安

私はIEの中の人ではないので、IE開発者がどういう考えを持っているかはわかりません。しかし、断言して言えることがあります。最近のIEは各バージョンで明らかに意図したテーマを持ち、リリースされています。各バージョンのテーマを、運用するシステムの目…

HTML5世代のJavaScriptからマウスイベントの扱い方、Pointer Events

この記事は古くなっています。こちらを参照して下さい。これまでマウスイベントの扱いは、以下のような記述方法でした。 var elem = document.getElementById("hoge"); if ( elem.addEventListener ) { // IE9以上/Firefox/Chrome elem.addEventListener("mo…

【企業システムの2020年問題】IE8以下向けのWebシステムのEOLは、2020年より後になってはいけない

バージョン8までのIEは、Microsoftが暗に独自性が高いことを認めているブラウザです。同じHTML/CSS/JSであっても、バージョンごとに異なる仕様として動作することがあります。このため、上位のバージョンのIEで動作させるには「ドキュメントモード」いう機能…

このブログの筆者について

川田 寛

コンテンツサービスの開発や運営代行を専門とする集団「株式会社ブートストラップ」の社長です。ネットではふろしきと呼ばれています。

2009年にNTTグループへ新卒入社し、ITエンジニアとしてクラウド技術・Web技術の研究開発と技術コンサルティングに従事。2015年よりピクシブに入社し、エンジニアリングマネージャー・事業責任者・執行役員CCOなど、様々な立場からコンテンツサービスの事業づくりに関わりました。2021年にメディアドゥへVPoEとしてジョインし出版関係の事業に関わったのち、2023年に独立しています。

関わってきたインターネット事業としては、ECサービスのBOOTH、UGCプラットフォームのpixiv(主に海外展開)、制作ツールのpixiv Sketch、VR・VTuber関連ではVRoid、Wikiサービスのピクシブ百科事典など、10を超える多様なCtoCコンテンツサービス。また、NTTドコモのすご得コンテンツ、メディアドゥのWeb3サービスであるFanTopなど、いくつかのBtoCコンテンツサービスにも関わってきました。

幸運なことに、私はコンテンツに関係する幅広いインターネットサービスのテクノロジー&ビジネスの知識を得ることができました。これを日本のコンテンツ発展に役立てたいと思い、株式会社ブートストラップを創業しました。

このブログでは現在、出版社やIPホルダー、ライセンサーといったコンテンツに関わる人々に向けて、インターネット事業に関するTipsや業界内のトレンドなどの情報を発信しています。私と話をしてみたいという方は、以下のフォームより気軽にご連絡ください。

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