ふろしき Blog

インターネットビジネスの基本知識やWebテクノロジー、エンジニア組織論について、経験談を交えつつお話します

ブログのGoogleの検索結果表示を操作する方法

Googleの検索結果を操作する方法について解説します。

どのサイトも断片的にしか説明していないため、本記事では変更作業からGoogle側へ反映するまでの一連の流れを手順書化して解説しています。

★ 手順の流れ

  • 1. 検索結果の表示を変更する
    • コンテンツのタイトル/概要を制御したい場合
    • 著者情報を表示したい場合
  • 2. 検索結果の表示状態を確認する
    • Webサイトが外部へ公開されている場合
    • Webサイトが外部へ公開されていない場合
  • 3. Googleのクローラーへ変更を通知する
    • Googleのウェブマスターツールへサイトを登録していない場合
    • Googleのウェブマスターツールへサイトを登録している場合

1. 検索結果の表示を変更する

★ コンテンツのタイトル/概要を制御したい場合

HTMLドキュメント内のhead要素内で、meta要素を埋め込むことで制御します。ブログの場合は、「設定画面」に含まれていることがあります。ここではHTMLドキュメントへ埋め込む場合を前提とします。

以下は、本サイトの例です。

f:id:furoshiki0223:20131118012329p:plain

<meta property="og:title" content="ふろしき.js - 実用的なWeb技術を発信"/>
<meta property="og:url" content="http://furoshiki.hatenadiary.jp/"/>
<meta property="og:description" content="「実用的な技術」に〜" />
  • ①. og:title → 検索結果の「タイトル」を制御します。
  • ②. og:url → 検索結果の「URL」を制御します。
  • ③. og:description → 検索結果の「概要」を制御します。

概要については、検索結果によって変動します。Webサイトを直接検索しない限り、概要は表示されないとみなせます。

★ 著者情報を表示したい場合

著者情報の表示は、Google Plusとの連携によって行えます。Google Plusにてアカウントを作成し、プロフィール情報を入力して下さい。

プロフィール作成が完了したら、今度は著者情報の表示を行うための設定をGoogle Plus側で行います。Google plus画面の右上の写真をクリックし、「プロフィールを表示」をクリックし、「基本情報」をクリックして下さい。

f:id:furoshiki0223:20131118013437p:plain
f:id:furoshiki0223:20131118013447p:plain

「リンク」欄の、「寄稿先」を登録します。
f:id:furoshiki0223:20131118014112p:plain
f:id:furoshiki0223:20131118013815p:plain
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Webサイト側に、以下のリンクを埋め込んで下さい。a要素のGoogleは消さないで下さい。

<a href="https://plus.google.com/[profile_id]?rel=author" style="display:none;">Google</a>

これで完了です。正しく設定できているかを確認するには、次章の手順に進んで下さい。

2. 検索結果の表示状態を確認する

まず、「構造化データ テスト ツール」へアクセスします。
http://www.google.com/webmasters/tools/richsnippets?hl=ja

★ HTMLが外部へ公開されている場合

「URL」タブのURL欄へ入力し、「プレビュー」をクリックします。
f:id:furoshiki0223:20131118000307p:plain

★ HTMLが外部へ公開されていない場合

「HTML」タブでHTMLドキュメントをコピー&ペーストし、「プレビュー」をクリックします。
f:id:furoshiki0223:20131118000435p:plain

3. Googleのクローラーへ変更を通知する

★ Googleのウェブマスターツールへサイトを登録していない場合

以下のURLへアクセスし、URLを入力、「リクエストを送信」をクリックします。
https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url?hl=ja
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★ Googleのウェブマスターツールへサイトを登録している場合

Googleが提供している「ウェブマスター ツール」へアクセスします。ホーム内から、登録している自身のWebサイトを選択します。ここでは例として、本ブログページを選択します。
https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
f:id:furoshiki0223:20131117234815p:plain

次に、「クロール」の「Fetch as Google」を選択します。今回はWebサイト全体の表示方法を変更するため、②のURL欄は空欄にし、③の取得をクリックしましょう。
f:id:furoshiki0223:20131117234824p:plain

「インデックスに送信」をクリックして、表示されたモーダルウィンドウ上の「OK」ボタンをクリックします。
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この設定では、即時では反映されません。クローラーの訪問が早くなるため、Googleの検索結果ページへの反映が早くなります。

このブログの筆者について

川田 寛

株式会社メディアドゥのVP of Engineering。ネットでは「ふろしき」と呼ばれている。

2009年、新卒としてNTTグループにて仮想化技術・Web標準の研究と技術コンサルティングに従事。2015年よりピクシブ株式会社にて、Webエンジニア・エンジニアリングマネージャー・事業責任者・執行役員などを通じて、技術組織のデザインと技術系の新規事業に関わる。2021年12月より、現職へとジョイン。

ネット事業と技術組織は表裏一体!良いネット事業は良い技術組織から!日本のコンテンツを一つでも多く世界へ届けるべく、技術組織デザインと新規事業の二足の草鞋を履いて邁進中。

このブログでは、主に「インターネット事業のビジネス基本知識」「Webテクノロジーのトレンド」「エンジニア組織の設計手法」について、経験談を交えつつ解説していきます。私と話をしてみたいという方は、以下のフォームより気軽にご連絡ください。

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